人工の約4分の1が高齢者という超高齢化社会の日本、介護業界は深刻な人手不足が問題となっている。そのため、介護職はニーズが高く、未経験者の募集も積極的に行われている。どこの施設も人手不足状態なので、就職しやすいのが介護士のメリットだ。年齢がいっているため、就職できるか不安な中高年の方でも、介護職は他の仕事よりも就職しやすいだろう。また、介護職が辛くて他の職業に転職したとしても、得た経験は決して無駄にならない。自分の家族が介護が必要になった時、体を動かす際に補助したり、ご飯を食べさせたり、寝かせたりという介助テクニックを活かすことができる。介護の経験がなければ、どうやって介護すれば良いのか困ってしまうし、どうすることもできなくて精神的にまいってしまうこともあるだろう。親も自分の子どもが介護の経験者だと心強く、安心することができる。仕事で得た知識やノウハウは、例え家族が介護を必要としていなくても、近所の高齢者の力になってあげることができる。
また、介護職というのは、人としても成長できる職業だ。高齢者は人生の大先輩であり、高齢者と触れ合うことで長年培ってた知識や経験を知ることができ、勉強になることがたくさんある。高齢者と最も深く関わる仕事である介護職、高齢者の方の言葉にしっかりと耳を傾ければ、普通に生活していては学べないようなことがたくさん学べるだろう。また、介護職で働いていれば必ず別れがやってくる。人の死を目の当たりにすることで、命の大切さを再確認し、人間的にさらに成長した自分になることができる。大変な仕事ではあるが、介護職に転職する魅力はたくさんあるのだ。